私がボクシングから学んだ4つの事。



こんにちは。
実は私は13歳の時にボクシングを始め18歳(高校3年生)でプロテストに合格し、プロボクサーになりました。
19歳の時に引退しましたが、ボクシングには10代の青春全てを捧げたので、ホントに思い入れがありますし、あの日々が今の自分を作ってくれたと振り返ってみてもそう思います。
なので、今日は私がボクシングを通じて学んだ事、教わった事を書きたいと思います。

①どんなに努力しても結果が伴わない事はある。


kickboxing_40 / ajari

勝者と敗者、光と影。

ボクシング程、くっきり明暗が分かれてしまうスポーツも中々無いのではないでしょうか。
プロボクサーといえばテレビの中で見たように、眩いほどに輝くリング上で激闘をするというイメージがあると思います。
しかし、そういう体験が出来るのは世界王者を含むごく僅かなボクサーだけ。
ほとんどの人間は誰にも知られずひっそりとリングを去っていくのが現実です。

13歳からボクシングを始めジムを通じて沢山の先輩を見てきましたが、私の直の先輩で世界王者や東洋王者や日本王者になれた方は一人もいません。
日本ランカーになった方も多分10名もいないです。そのうちタイトルマッチっをやれた人も1名もいなかったです。
プロボクシングというのは試合日のだいたい3ヵ月前に決まり。そこから試合に向けて過酷な減量とトレーニングをするのですが、4回戦のファイトマネーなんて6万円くらいなのでみなさん何かしら仕事して終わってから練習してます。
ボクシングの練習というはホントにハードで減量でただでさえ身体が重いし動かないのに普段の何倍もトレーニングするのです。
試合当日の前日に計量するのが基本なんですが、計量の1週間前なんて病人じゃないのか?ってくらい痩せ細ってヨロヨロになってます。
それでも過酷に自分を追い込むのです。
そんなに努力をしても勝負の世界ですから勝者と敗者が必ず出来ます。
あんなに練習しても1ラウンドたった3分以内で負けてしまう事もあるのです。
それはもう本当に儚くて「あんなに練習したのに、、、」という思いから涙が出そうになります。
私は10代の時に先輩達のそーいった姿を間近で見てきてました。
どんなに努力をしても勝負の世界ではそれが報われるとは限らないのだと思いました。
(ホント厳しい世界です)

②諦めない

実は私はプロテストを2回落ちてます。

1回目は17歳の時、初めての後楽園ホールで緊張MAXとなり足はガクガク、テストのスパーリングの記憶は一切覚えてません。それくらい緊張しました。結果は不合格。

2回目は18歳に成りたての時、今度は緊張もなく、そこそこ手応えもあったけど結果不合格。
この時はホントに落ち込んで「もう辞めよう」と思いました。
そのことを母親に相談した時に「ボクシングで失った”モノ”はボクシングでしか取り返せない。それが分からないのであればもっかいやりなさい」と言われその言葉が心に響き3回目を受ける決意が出来、そして合格しプロライセンスを取得出来ました。
あの母親の一言が無ければきっと辞めてたでしょう。
この2回落ちた経験が今となっては物凄く活きてて、諦めなければ、やり続ければ、そのうち上手くいくんだなと思えるようになりました。
だから今の私は非常に諦めが悪いです。何回でも挑戦します。
もし、あの時1回で受かってたらこうは思えなかったかもですね。ホント人生分からないものです。

③環境が全て

環境が全てといのは”自分の身を置く場所”を示します。

私がボクシングをやっていた時はまだ高校生の時で、当時の生活は午前中学校に行って、午後からジムに行き、夕方からバイトに行くという1日でしたが、これ今振り返ってみればなかなかハードだったなと。。。
高校生って言ったら遊び盛りの時期だし、現に周りは学校終わってからみんなでご飯食べに行ったり、カラオケやボーリング行ったりしてました。
しかし、そんなものとは全く無縁の日々、、学校が終わればダッシュで帰ってジム行って、ヘトヘトになってからその後バイトと。。。そんな日々が1年以上続きました。減量だって周り普通にたらふくご飯食べてるのに育ちざかりの私食べれず。。。
でも、全く苦に感じなかったんですよね。
理由は、ジムには私なんかよりも更に過酷な日々を送ってる先輩が沢山いたからです。
だから自然と「これが普通なんだ」と感じていて、学校の周りが遊んでたりすることを羨んだりすることも無ければ「俺だけ遊べないの嫌だなぁ~」って感じたことも無かったです。
もし、ジムの先輩達の姿を見てなければ決してこうは思えなかったと思います。
文句も言ってたろうし、仕舞にはジムにも行かなかったでしょう。
でも、あの厳しい環境があったからこれが当たり前と感じる事ができ、楽しく過ごす事が出来たと思う。
この経験は振り返ってみるとホントに貴重な経験で”環境”というものがどれほど大事なものかを理解出来ました。
その後の人生でもずっとそれを意識して、常に自分よりも目線の高い人達の中に飛び込むように自然と出来るようになりました。
居心地の悪い場所に常に飛び込む事が大事だと思います。最初は馴染んで無いからキツイんだけど、それが馴染む瞬間=成長だと私は考えてるので、どんどん居心地の悪い環境に飛び込もう!って意識付けがボクシングを通じて出来ました。

④その時は報われなくてもどこかで必ず努力は報われる。

Revtank Outtakes / MiiiSH

散々報われないとか言っといてなんですが。。。(笑)

私もボクシングではプロテスト合格という以外は何も成し遂げる事は出来ませんでした。
しかし、ボクシングをやっていたから今こうして独立出来たんだと思います。
私の先輩達も独立してる方もいらっしゃいますし、みなさんそれぞれ第2の人生を楽しく生きてます。
当時の先輩と会う機会もたまにありますが、やはりみなさん口を揃えて「ボクシングやってて良かったよね」って言います。
あの過酷な日々を経験した事は人生において物凄く大きいものでした。
特に辛い出来事に対しての耐久性がかなり出来たと思います。
私自身起業して間もないのでホントにキツイ事とか大きな壁にぶち当たる事も沢山ありますが、その都度ボクシングから得た経験とメンタル力で大分乗り切れてます。
究極ですが減量を経験してるだけに辛い事があると「飯喰えるだけマシか。。」と考えれます(笑)
努力ってのは、する目的の事で報われる事は無くても、その過程は必ず次で生きるんだと思えるようになりました。

まとめ

どうでしたでしょうか。

私は若い時のあの日々があったお陰で今があると言い切れます。
やはり10代の時に過酷な環境にいた方がその後の人生では良い意味で随分楽に生きれると思います(感覚的に)

ボクシングってはとても儚いです。でもだからこそホントに美しいものなんだと思います。